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2018年4月19日木曜日

学習会 

演題: 核文明の自滅性と未来倫理  脱原発・核廃絶を考えるための哲学を求めて

講師:中島吉弘さん(桜美林大学教授、哲学・倫理学)

「原発事故を考える町田市民の会」では、ホールを会場として多くの方たちにご参加を呼び掛ける講演会等の企画とは別に、学習を目的とした小規模な学びの場を設けています。今回、下記の計画を立てましたので、ご案内いたします。

参加は無料です。小規模な会場のため定員に限りがありますので、ご希望の方は16日までに申し込みをお願い致します(申込先は本メールの返信又は machidashimin@gmail.com 氏名と電話番号を記載)。

             記
日時:518日(金) 14401645 (開場:14:30
   終了いたしました。
講師:中島吉弘さん(桜美林大学教授、哲学・倫理学) 
会場:町田市民文学館ことばらんど第6会議室
   (東京都町田市原町田4丁目1617号)
演題:核文明の自滅性と未来倫理  脱原発・核廃絶を考えるための哲学を求めて
要旨
 私たちはヒロシマとナガサキ、そしてフクシマの悲劇を経験する中で、核文明の恐ろしさを心底学んだはずである。だが依然として、核抑止論は流布され、原発再稼働への流れは広範な市民の粘り強い反対や抵抗にもかかわらず押し進められ、私たちは変われない日本のタイタニック的現実を日々目撃している。こうした現実にあってなお、私たちは脱原発=核兵器廃絶への意志と希望を持ちつづけねばならない。しかし、なぜそう言えるのか?

 この学習会では、この問いに答えるべく、私が考える人類史と社会体の普遍的構成力学という包括的な視点から、核文明の本質を暴力性、脆弱性、自滅性として見定め、さらにマルティン・ハイデガーの近代技術批判やハンス・ヨナスの未来倫理学を手がかりにして、脱原発・核廃絶のための文明論的な自覚と展望を分かち合えればと思う。


主催:原発事故を考える町田市民の会